お客様によく聞かれる質問集
Q1 シロアリと羽アリは同じ昆虫ですか?
Q2 最近、廊下や部屋がキシむようになって、気になるのですがシロアリがいるのでしょうか?
Q3 「お隣でシロアリが発生したので、私の家にも移ってくる」と業者の人に消毒を強くすすめられたのですが、ホントでしょうか?
Q4 シロアリ防除剤は猛毒ですか?
Q5 床下換気扇とか床下調湿剤は効果があるのでしょうか?
Q6 業者の人に「お宅は湿気があるから、シロアリが湧きやすい」と言われましたがホントですか? なんでもカビはシロアリの大好物だそうで・・・・
Q7 羽アリが出たらどうしたらいいですか?
Q8 その信頼できる業者がわからないんですが?なにか目安はないですか?
Q9 うちには、アトピーとアレルギーの子がいるんですが、シロアリ防除しても大丈夫ですか?
Q10 ガーディニングをしていたら、杭と鉢の下に偶然シロアリらしき昆虫を見つけたのですが、家に侵入してこないでしょうか?
Q11 我が家は床下がベタ基礎です。大工さんは、「だからシロアリの心配は絶対ない」といっていましたが、そうですか?
Q12 「床下がカビだらけだと身体に悪い、だから床下換気扇を付けないとダメ!」と業者の人に言われましたが・・・
Q13 床下に炭を敷くのが関東で流行っている、と聞きましたがシロアリ対策にもなるのですか?
Q14 炭といえばやっぱり備長炭が最高ですか?

質問に対する私がよくするお答え

Q1
シロアリと羽アリは同じ昆虫ですか? ▲トップへ
A1 同じ昆虫です。シロアリ集団の中の生殖能力のある一群(全体の3%位)が、
春先に身体が白から黒に変わり、羽が生えて羽アリに「変身」します。
注意して欲しいのは、シロアリがいても毎年必ず羽アリが発生するわけではない、
ということです。たとえシロアリがいても、集団の数が、ある臨界点に達しないと羽アリは、 発生しない場合もあります。
ですから「羽アリが出ない」=「シロアリがいない」ことにはなりません。

Q2
最近、廊下や部屋がキシむようになって、気になるのですがシロアリがいるのでしょうか? ▲トップへ
A2 私の経験では(まれにシロアリが原因の場合もありますが、)大半はカビが原因の場合が多いです。そのようなキシミが気になってストレスを溜め込んでいる方は意外に多いようです。
でも、万が一のこともありますから、一度調査しておけば気分もスッキリしますよ。
案ずるより産むが易しです。

Q3
「お隣でシロアリが発生したので、私の家にも移ってくる」と業者の人に消毒を強くすすめられたのですが、ホントでしょうか? ▲トップへ
A3 ウソです。シロアリは隣から隣へと移るような嗅覚もないし利口ではないからです。
もし2〜3年後に運悪く、あなたの家にシロアリが見つかっても、それはお隣から移ってきたものではなく、もともとあなたの家にいたものです。

Q4
シロアリ防除剤は猛毒ですか? ▲トップへ
A4 シロアリ防除剤に限らず、すべての化学薬剤は毒です。毒といえば、市販されている殺虫剤もみんな毒です。要は適切な方法で適切な量を使うかどうかの問題だと思います。シロアリ防除剤の問題の本質は毒性の問題よりもマニュアル的に大量散布する「量の問題」とおもいます。もっとも、使用せずに済めばもっといいわけですが・・・。そのためには定期的な床下点検がベストと思います。「消毒をするための点検」でなく「消毒をしないでシロアリを防ぐための点検」という意味です。

Q5
床下換気扇とか床下調湿剤は効果があるのでしょうか? ▲トップへ
A5 あるといえばあるし、ないといえばないともいえます。つまり、防除剤と同じく「適切な設置」をすれば、それなりの効果はあるでしょうが「適切な設置」をするには、それなりの経験が必要です。単につければいいというものではないと思います。それに「費用対効果」で考えると高価なわりに寿命が短いので、私は、あまり薦める気はしないというのが正直な気持ちです。

Q6
業者の人に「お宅は湿気があるから、シロアリが湧きやすい」と言われましたがホントですか? なんでもカビはシロアリの大好物だそうで・・・・ ▲トップへ
A6 ウソです。シロアリが湿気を特に好む理由はないし、カビがシロアリの好物の食べ物であるという研究結果もありません。

Q7
羽アリが出たらどうしたらいいですか? ▲トップへ
A7 まず落ち着くこと、それから、どこから発生してるかよく観察してください。その上で信頼できる業者に調査依頼をしてください。

Q8
その信頼できる業者がわからないんですが?なにか目安はないですか? ▲トップへ
A8 会社の大小や名前、あるいは農協、ホームセンターの名前を借りてる業者等、いろいろありますが、そういうことより、一番大切なのは、その会社の「姿勢」だと私は思います。
具体的には
○ 工事契約の即決を迫る業者
○ 床下換気扇・調湿剤をしつっこく薦める業者
○ 使用薬剤の説明が、いい加減な業者
○ あなたの家族の健康を考えない業者
○ あなたの質問に対して、あなたが納得できる説明をしないで、はぐらかそうとする業者

・・・は避けたほうが無難です。
そういう業者は、「あなたの家」より「売り上げ」しか関心がないからです。
すこしでも納得できない点があったら、他の業者の話も聞いたほうが無難です。
「撒いてからでは遅いですから」。それに多少施工が遅れたからといって被害が一気に拡大することはないのですから慌てることはありません。また料金の安さよりも、もっと大事なのは「使用薬剤」と「防除方法」です。安さばかりに目を奪われるとあとで後悔することになります。

Q9
うちには、アトピーとアレルギーの子がいるんですが、シロアリ防除しても大丈夫ですか? ▲トップへ
A9 その場合は特に「使用薬剤」と「防除方法」に注意してください。「総身体負荷重」ということばがありますが、消毒時はなんともなくても、後日発症する恐れがあるからです。
シロアリを駆除することより、子供さんを守ることのほうが何倍も重要です。当たり前ですね。

Q10
ガーディニングをしていたら、杭と鉢の下に偶然シロアリらしき昆虫を見つけたのですが、家に侵入してこないでしょうか? ▲トップへ
A10 家から2〜3m以上離れていれば、そこから家まで侵入してくることはまずありません。
ただし、別の集団がすでに床下にいるかもしれませんので、機会があったら床下調査をしたほうがいいと思います。

Q11
我が家は床下がベタ基礎です。大工さんは、「だからシロアリの心配は絶対ない」といっていましたが、そうですか? ▲トップへ
A11 では、もしシロアリが出たら、その大工さんに「シロアリ駆除代金を払ってください」と言ってください。その大工さんは無責任で、しかもシロアリのことは何も知らないのです。
春夏秋冬、床下は激しく様変わりしています。床上のことは大工さんに聞いてください。
でも床下の春夏秋冬の変化の様子は大工さんは何も知らないで憶測でものを言う場合がほとんどです。
たしかにベタ基礎の床下はシロアリ発生の確率は低いと思います。でもベタ基礎の工事の仕方で逆にシロアリを呼び込む確率はアップします。
なぜならシロアリは固いものの下が大好きだからです。コンクリートの下はシロアリにとって、「天敵から保護され」「水分補給も容易」で天国なのです。またベタ基礎は「ラドン」という発がん性のある放射性ガスを放出するという別の問題があります。過乾燥の問題も発生しています。
自然に考えて、人間がコンクリートの上で生活して身体にいいわけない、と思いませんか。
私たちは「土のちから」のすばらしさをもっと知り、土を大事にするべき、と私は思います。

Q12
「床下がカビだらけだと身体に悪い、だから床下換気扇を付けないとダメ!」と業者の人に言われましたが・・・ ▲トップへ
A12 過度のカビはたしかによくはないでしょうが、程度問題です。では乾燥すればするほどいいのでしょうか?乾燥しすぎても身体に悪いとはいえないでしょうか?ある種のカビは室内の化学物質を分解して無害にしてくれることが確認されています。つまりシックハウス軽減に役立っているのです。多少のカビは気にすることはないのです。物事を一面からのみ判断すると悪質業者のいいなりになってしまいます。

Q13
床下に炭を敷くのが関東で流行っている、と聞きましたがシロアリ対策にもなるのですか? ▲トップへ
A13 それを「敷炭」といいますが、炭とシロアリは別問題です。法隆寺の地下や日本の有名な神社、佛閣にはほとんど炭が埋め込まれているのは事実です。ただし昔の人が「シロアリ除け」としてそうしたのかは疑問です。しかし「敷炭」によって建物の寿命が2倍〜3倍にのびるのは間違いないようです。

Q14
炭といえばやっぱり備長炭が最高ですか? ▲トップへ
A14 備長炭は石油、ガス、電気といった今のような燃料がまだない時代に、燃料用としてつくられていたものです。燃料用としては火持ちもよくスグレモノでしょうが、それ以外の用途にも優れていると考えるのは間違いです。「敷炭」としての効果は疑問に思います。
ブランド好きな人が自己満足で使うのなら別ですが。

 
 
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